つばさ(・)>の徒然草

つばさなの(・)> つれづれなるままに、ひぐらし、MacBookAir とかのモニターに向ひて、心に映るほとんど誰も気にしないようなことをそこはかとなく書きつくれば、いみじうこそ物狂おしけれ(´・)>

ヤードポンド法の長さの単位

長さの単位

なんか気になったのでまとめておく。何が気になったかというと、なんでマイルは 1760 ヤードとか中途半端な数字なんだろう?ということ。国際単位 (正確に 1 インチを 2.54 cm とするもの)。

長さ単位 下位単位 メートル法
マイル (mile) 8 ファーロング 1.609344
km
ファーロング*1 (furlong) 10 チェイン 201.168
m
チェイン (chain) 22 ヤード 20.1168
m
ヤード (yard) 3 フィート 20.1168
m
フィート (feet, ' *2 ) 12 インチ 91.44
cm
インチ (inch, "*3 ) 2.54
cm

3 とか 8 とか 10 とか 12 は理解できるのだけど、チェインとファーロングの間の 22 という数字がなんか理解できない。多分、マイル・ファーロンと、それより小さいチェイン以下の単位は由来がかなり遠いのだろうなと思います。

ちなみに、1 国際インチの現在の定義である 2.54 cm の cm と言うのは、1/100 メートルのことですが (当たり前?)、このメートルと言うのは真空中の光の速さをメートル毎秒単位で表したときに、その数値が 299792458 となるように決めたものです。

メートルは光が真空中を 1/299792458 秒間に進む距離で定義されます。これは 2019 年 5 月 20 日に、第 26 回国際度量衡総会で決まったものです。第 18 回国際度量衡総会 (1983 年) での定義である「光が真空中を 1/299792458 秒間に進む距離」と言うのと実質の変更はありません。なぜか文言がより分かりにくく変更。

質量の単位

ついでなので重さも。常用単位系です。

重さ単位 下位単位 メートル法*4
トン (ton) 20 cwt 907.2
kg
ハンドレッド
ウェイト
(hundred-
weight, cwt)
4 クォーター 45.36
kg
クォーター (quarter, qr) 25 パウンド 11.34
kg
ポンド*5 (pound, lb) 16 オンス
(7000 グレイン)
453.6
g
オンス*6 (ounce, oz) (437.5 グレイン) 28.35
g
グレイン (grain) 64.80
mg

オンスとグレインが別物っぽいですね。これだと数グラム辺りを表すのが面倒そうに思うのですが、1/16 オンスとか使えば、十分といえば十分ですね(?)。1 パウンドの 1/16 の 1/16 なので分かりやすいです*7

*1:日本ではハロンと呼ぶのが一般的。競馬の走行距離で使われるが、1 ハロン = 200 m で換算する

*2:時間の分のようにアポストロフィ 1 個 (シングルクォーテーションマーク) で表す。feet は foot (足と同じ言葉) の複数形なので、1 以下英語ではは foot と言う

*3:時間の分のようにダブルクォーテーションマークで表す。

*4:有効数字 4 桁の概略値

*5:英語ではパウンド。パウンドケーキとかのアレ。

*6:英語ではオウンス

*7:個人的な感想